新品のマシンを手に入れ、最初の買い物かごに58mmタンパー、58mmパックスクリーン、2個目のミルクピッチャー、加圧式バスケットのセットを入れたとします。どれも役には立ちません。2つはサイズが合わず、残りの2つは梱包材の下ですでに箱に入っています。これがBreville Barista Express用アクセサリー選びの落とし穴です。実際には想像以上に多くの付属品があり、重要な「54mm」というサイズにも注意点があります。店頭で私がお伝えしているのは、まず手元にある付属品を確認し、本当に合うサイズを選び、カップの味に影響する2~3点のアップグレードに予算を使うことです。
要点
- Barista Expressは54mmポルタフィルターを採用しています。タンパーとパックスクリーンは約53~53.3mmを選びます。
- 付属品にはミルクピッチャー、4種類のバスケット、Razorツールが含まれ、現行の米国仕様には54mmドージングファンネルも付属します。
- 最初に買うならタイマー付きスケールです。取扱説明書では、2 CUPバスケットに16~19g、抽出時間25~30秒を目安としています。
- 58mmのアクセサリーは選ばないでください。
Breville Barista Expressの付属品
買い足す前に、まず箱の中身をすべて確認しましょう。BES870の取扱説明書には、ステンレス製ミルクピッチャー、クリーニングディスク、1杯用/2杯用のデュアルウォールフィルターバスケット、1杯用/2杯用のシングルウォールフィルターバスケット、浄水フィルターホルダーとフィルター、洗浄タブレット、除石灰パウダー、Dosing Funnel 54、六角レンチ、コーヒー計量スプーン、クリーニングツール、クリーニングブラシ、Razorドーズトリミングツールが記載されています。タンパーはマシン本体に収納される、着脱式の54mm一体型タンパーです。
したがって、ミルクピッチャー、ファンネル、加圧式バスケットを追加で買う必要はありません。デュアルウォールバスケットが加圧式であり、Brevilleは挽いた状態で購入したコーヒーに使用するよう案内しています。内蔵グラインダーで新鮮な豆を挽く場合はシングルウォールバスケットに替え、デュアルウォールの2種類はしまっておきましょう。違いがわかりにくい場合は、加圧式と非加圧式エスプレッソバスケットの比較ガイドをご覧ください。
Breville Barista Express用アクセサリーのサイズ
ここで、先ほど触れた注意点があります。ポルタフィルターは54mmで、Brevilleの商品説明にもこの数値が記載されています。しかしバスケットは底に向かって細くなるため、内部に入れるタンパーやパックスクリーンは、平らに収まるよう少し小さく作られています。実寸54mmのタンパーではコーヒー粉に届く前に側面へ当たります。適切なサイズは次のとおりです。
| アクセサリー | 選ぶサイズ | 補足 |
|---|---|---|
| タンパー | 53~53.3mm | Normcoreは53.3mm、IMSは53/53.4mmを指定 |
| パックスクリーン | 53~53.3mm | ヘッドスペースを確認 |
| ドージングファンネル | 54mm | 現行の米国仕様には付属 |
| ポルタフィルター | Breville対応54mm | 型番を確認 |
| 58mmツール | 使用不可 | E61および業務用マシン向け |
購入する価値のあるBarista Express用アップグレード
適合サイズがわかったところで、私なら次の順に予算を使います。友人にすすめる場合も同じです。まず計測できるもの、次に毎回の抽出を安定させるもの、最後に追加アイテムです。
1. タイマー付きスケール
Brevilleの取扱説明書には、2 CUPバスケットに約16~19g、バランスのよい抽出時間は25~30秒という目安があります。スケールがなければ、その半分は推測に頼ることになります。前面の圧力計から得られる情報もありますが、今日の粉量が17gで昨日は19gだった、という違いまではわかりません。87mmタイマー付きミニコーヒースケールは0.1g単位で計量でき、エスプレッソモードではカップを置くと風袋引きし、コーヒーが届くと自動で計時を始めるため、両手をマシン操作に使えます。本体寸法は92 × 87 × 17mmです。当店の商品を含め、スケールを購入する前にドリップトレイと注ぎ口下のスペースを測ってください。
2. WDTツールとより使いやすいタンパー
計測できるようになったら、次は毎回同じパックを作ることです。内蔵グラインダーで挽いた粉は、バスケット内で小さなダマになることがあります。取扱説明書では、ポルタフィルターを数回軽くたたいて粉を落ち着かせる方法が案内されています。これは役立ちますが、ダマをほぐすことはできません。そこでWDTツールを使い、タンピング前に細い針でコーヒー粉を数回かき混ぜます。
次にタンピングです。Brevilleは22~33lb(10~15kg)の力で押すよう案内する一方、力の大きさよりも毎回同じ力で押すことが重要だとしています。Socratic Coffeeが5、10、15、20kgのタンピングを比較した試験でも、抽出に有意な差は見られませんでした。つまり目標は強さではなく再現性です。そのため、このマシンにはスプリング式タンパーが使いやすいと考えます。53mm 2-in-1タンパー&WDTツールは、30lbのスプリング式タンパーと、本体内に収納できるマグネット式WDT針を組み合わせています。商品説明にはBarista Expressのほか、Bambino、Bambino Plusへの対応も記載されています。WDT針とレベラーのどちらにするか迷っている場合は、先にWDTとエスプレッソディストリビューターの比較をご覧ください。
3. パックスクリーン
パックスクリーンは、タンピングしたコーヒー粉の上に置く薄い金属製ディスクです。粉がグループヘッドのシャワースクリーンに付着しにくくなるため、清潔に保ちやすいことが最も確かな利点です。二層式パックスクリーンは53mmサイズを用意しており、厚さは0.8mmです。ただし、その厚みの分だけヘッドスペースが減ります。スクリーンの跡がパックに残る場合は、粉量を少し減らしてください。詳しくはパックスクリーンのサイズとヘッドスペースをご覧ください。
4. ドージングカップ
現行モデルにはファンネルが付属するため、ドージングカップが役立つのは、コーヒー粉を別に計量したい場合やシングルドージングを行う場合です。カップに挽き、重さを確認してから、バスケットをかぶせて一緒に反転させます。Breville用54mmドージングカップはアルミニウム製で、重さは約170g。商品説明ではBarista Express、Pro、Touch、Impress、Bambinoへの対応を記載しています。
5. ボトムレスポルタフィルター
これは味を直接高める道具というより、抽出状態を学ぶためのツールです。底が開いているため、バスケット下で抽出液がまとまる様子を観察でき、飛び散りや片側だけ細く流れる状態もすぐ確認できます。54mmボトムレスポルタフィルターはBES870、BES878、BES880対応です。バスケットは付属しないため、お手持ちのシングルウォールバスケットを移して使用します。デュアルウォールバスケットは1つの小さな穴から抽出液を出すため、観察には向きません。
Barista Express用アクセサリー比較
付属品と並べて比べると、買い足す候補はすぐに絞れます。
| アクセサリー | 付属 | 購入価値 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| タイマー付きスケール | なし | あり | 高 |
| タンパー+WDT | 基本タンパーのみ | あり | 高 |
| パックスクリーン | なし | 必要に応じて | 中 |
| ドージングカップ | ファンネル付属 | シングルドージング時のみ | 低 |
| ボトムレスポルタフィルター | なし | 抽出診断向け | 低 |
| ノックボックス | なし | あり | 中 |
ノックボックスだけは少し事情が異なります。付属品ではありませんが、取扱説明書ではポルタフィルターをノックボックスの上に持ち、Razorで粉量を整える手順が案内されています。54mmポルタフィルターを載せられる、丈夫なものなら使用できます。
不要なもの
まず、評価が高くても58mmと表示されたものは適合しません。これらはE61や業務用グループ向けです。すでに付属しているため、追加のミルクピッチャーや加圧式バスケットも不要です。また、お使いのマシンがBarista Express Impressの場合は、購入前に特に注意してください。ポルタフィルターは共通ですが、すべての53.3mmツールが適合するわけではありません。たとえばNormcoreは、同社の53.3mmドージングカップがImpressには対応しないと案内しています。商品説明でお使いの型番への対応を確認してください。
Barista Expressのパックプレップ手順を改善する
普段の朝に各ツールをどのような順番で使うかをまとめます。このマシンなら、私は次の手順にします。
- コーヒー豆または粉を計量します。
- ファンネルを付けたポルタフィルターに挽きます。
- WDTツールでコーヒー粉をほぐします。
- 水平にタンピングします。
- Razorツールで粉量を確認し、多ければ削ります。
- 使用する場合は、パックスクリーンを上に置きます。
- スケールの上にカップを置いて抽出し、25~30秒を目安にします。
数値が安定しないときは、まず挽き目を変えてください。調整方向や調整量については、エスプレッソの挽き目調整ガイドをご覧ください。
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Breville Barista Express用アクセサリーのよくある質問
Breville Barista Expressに合うタンパーのサイズは?
Brevilleは内蔵タンパーを54mmと呼んでいますが、これは呼び径です。バスケットが底に向かって細くなるため、Barista Express用の社外製タンパーは約53~53.3mmです。Normcoreはこのマシン向けに53.3mmを販売し、IMSは同社のBreville用バスケットに53mmまたは53.4mmのタンパーを指定しています。
Breville Barista Expressにドージングファンネルは付属しますか?
現行の米国版取扱説明書では、付属品としてDosing Funnel 54が記載されています。旧モデルには付属していない場合があるため、注文前に箱の中身をご確認ください。
58mmのエスプレッソアクセサリーはBarista Expressに使えますか?
いいえ。Barista Expressは54mmポルタフィルターを採用しているため、58mmのタンパー、パックスクリーン、ファンネル、ポルタフィルターは適合しません。58mmはE61や業務用タイプのグループ向けです。
Barista Expressにパックスクリーンを使う価値はありますか?
多くの方にとっては清潔さを保つためのアップグレードです。コーヒー粉がシャワースクリーンに付きにくくなります。一方でヘッドスペースを使うため、粉量を少し減らす必要がある場合があります。あると便利ですが、必須ではありません。
Barista Express用アクセサリーはBambino、Pro、Touchにも使えますか?
これらのマシンも54mmポルタフィルターを採用しているため、多くのアクセサリーを共用できます。ただし、一部のドージングカップなど、すべてのモデルに合うとは限らないため、各商品説明をご確認ください。
Breville Barista Expressで最初に買うべきアクセサリーは?
タイマー付きスケールです。取扱説明書には粉量と抽出時間の目安があり、それを満たしているか確認するにはスケールが必要です。
54mmのBrevilleマシンに合うアクセサリーを見る。
54mmエスプレッソアクセサリーを見る注文する前に
明日、いつもとまったく同じ方法でダブルショットを1杯抽出し、粉量、抽出時間、タンピング後にタンパーの金属キャップがバスケットの縁と水平になっていたか、という3点を書き留めてみてください。最後の項目はBrevilleが案内している粉量確認方法です。最初の2つを記録できないなら、まずスケールを購入します。記録できてもショットごとに数値がばらつくなら、次にWDTツールとスプリング式タンパーを検討してください。
出典
- Breville:Barista Express BES870取扱説明書(米国版)。付属品、1 CUPの8~11g/2 CUPの16~19gという粉量、22~33lb(10~15kg)のタンピング、25~30秒の抽出、Razorによるトリミング手順を参照。
- Normcore:エスプレッソマシン互換ガイド。Barista Express、Pro、Touch、Bambinoに適した53.3mmタンパー/パックスクリーン、54mmドージングファンネルのサイズを参照。
- IMS Filtri:B62.52TH24Eフィルターバスケット。内径54mm、推奨タンパー径53/53.4mmのBreville用54mmバスケット仕様を参照。
- Socratic Coffee:タンピング圧がエスプレッソ抽出に与える影響。5~20kgのタンピング比較試験を参照。
- Watchmarks:Breville Barista Express用アクセサリーのサイズ。呼び径54mmと実用径53.3mmの違い、Impressとの互換性に関する注意点を参照。
Yozcoffeeの商品情報は2026年10月20日時点の掲載内容と照合しました。


