ドリップバッグ用フィルターなら、別のドリッパーを使わずに1杯分のコーヒーを淹れられます。左右の紙製フックを開いてカップの縁へしっかり掛け、コーヒー粉を入れて少量ずつお湯を注ぎます。道具を広げにくい旅行先やオフィスでも、粉量と湯量を決めて再現しやすい方法です。
まず、両方のフックを安定して支え、抽出後のコーヒーへ袋の底が浸からない高さのカップを選びます。中挽きの粉を使い、注ぐたびに水位が下がるのを待ってください。流れが遅いときに、袋の上端までお湯を足し続けないことが大切です。
最初のレシピ:中挽きのコーヒー粉10gに、お湯160g。約25gのお湯で粉全体を湿らせて30秒待ち、残りを2~3回に分けて注ぎます。次の一杯は味を見て調整しましょう。
1杯分のレシピ早見表
| 粉 | お湯 | 比率の目安 | 向いている場合 |
|---|---|---|---|
| 10g | 160g | 1:16 | 小さめのカップ、最初の試し淹れ |
| 11g | 175g | 約1:16 | 少し多めに飲みたい |
| 12g | 190g | 約1:16 | 袋とカップに十分な余裕がある |
これは出発点です。袋やカップに余裕がない場合は、無理に粉を詰めず、少ないレシピを選んでください。
用意するもの
- 空のドリップバッグ用フィルター1枚
- 中挽きのコーヒー粉10~12g
- お湯160~190g
- 左右のフックを安定して支えられるカップ
- スケール、または湯量を量る道具
Yozcoffeeのドリップバッグ用空フィルターは、白い不織布フィルター50枚入りです。未開封時の寸法は約90×75mmで、これはカップ直径ではなく袋自体の大きさです。コーヒー粉、カップ、ケトル、ミルは付属しません。
少量のレシピには0.1g単位のコンパクトスケールが便利です。淹れる直前に豆を挽く場合は、38段階のUSB-C充電式ミルも使用できます。
淹れ方
- カップを確認:空のフィルターをカップへ掛け、左右のフックが縁へ平らに載るか確認します。袋の底は、抽出後のコーヒーより上に保ちます。
- お湯を用意:ケトルの取扱説明に従って安全に沸かします。目安は約91~96℃です。温度表示がない場合は、沸騰直後のお湯を少し落ち着かせます。
- 粉を入れる:中挽き10gから始め、袋を軽く揺らして平らにします。押し固めないでください。
- 蒸らす:約25gのお湯を粉全体へ注ぎ、約30秒待ちます。
- 少量ずつ注ぐ:残りのお湯を2~3回に分けてゆっくり注ぎます。水位が下がってから次を注ぎ、目標の湯量で止めます。
- 取り外す:袋を絞らず、左右のフックを一緒に持ち上げます。冷ましてから粉と一緒に処分します。
外出先でお湯が必要な場合、400ml携帯電気ケトルは4段階の温度設定を備えています。バッテリー式ではなく電源が必要なため、旅先の電圧と利用規則をご確認ください。
味や流れを調整する
| 状態 | 最初に確認 | 次の一杯で変えること |
|---|---|---|
| 味が薄い | 粉量、湯量、お湯が粉を通らず脇へ流れていないか | お湯を少し減らす、または挽き目を少し細かくする |
| 苦く乾いた味 | 流れが極端に遅くないか、粉が細かすぎないか | 比率を変える前に少し粗くする |
| 排水が遅い | 微粉、粉の入れすぎ、上端まで注いでいないか | 10gのレシピに戻し、少し粗くする |
| 袋がコーヒーへ浸かる | カップの高さ、最終湯量 | 背の高いカップまたは少ないレシピを使う |
一度に変える条件は1つだけにしてください。粉とお湯の考え方はハンドドリップの比率ガイドでも詳しく紹介しています。
安全に使うための5項目
- 左右のフックがカップの縁へしっかり載っていることを確認する。
- 袋の底ができあがったコーヒーへ浸からない高さを保つ。
- お湯は袋の上端より下まで。水位が下がってから次を注ぐ。
- 安定した場所で使い、注湯中にカップや袋を動かさない。
- 1杯ごとに新しいフィルターを使い、再利用しない。
向いている人・向いていない人
旅行先やオフィスで安全にお湯を用意でき、コンパクトな1杯用の方法を求める方に向いています。道具全体の選び方は携帯ハンドドリップの道具選びをご覧ください。
一度に数杯を淹れる方、使い捨てフィルターを避けたい方、非常に広い・特殊な形の容器へ固定したい方には、通常のドリッパーや繰り返し使えるフィルターのほうが適しています。